
【Blazor】 faviconの設定方法
- faviconとは?
- faviconは一つ用意すれば良いわけではない
- RealFaviconGeneratorでfaviconを作成する
目次
faviconとは?

Favicon(ファビコン)は、ウェブサイトやウェブページのブラウザのタブやブックマークなどで表示される、小さなアイコンのことを指します。 "Favorite Icon" の略称であり、ウェブサイトの識別や視覚的な認識を助けるために使用されます。

faviconは一つ用意すれば良いわけではない

ファビコンは画像ファイル一つ用意すれば良いと思われがちです。
しかし、最近のウェブブラウザ(Chrome、Firefox、Safari、Edgeなど)やモバイルデバイス(iOS、Android)は多種多様で、 それぞれで必要なfaviconの画像ファイルのサイズやデータ形式(png形式,ico形式など)が異なります。
そのため、正攻法で一つ一つ異なる環境に対応していくと、かなり時間がかかってしまいます。
RealFaviconGeneratorでfaviconを作成する

ファビコン作成に便利なRealFaviconGeneratorというサイトをご紹介します。
RealFaviconGeneratorは、一つの画像ファイルを用意するだけで、必要なすべてのサイズと形式のFaviconアイコンを自動的に生成することができます。 さらに、HTMLに追加するコードも合わせて生成してくれます。
特に細かい設定もデフォルトで問題ないので、とても使いやすいです。 以下faviconを設定する手順になります。
1. favicon用の画像を用意する
faviconに使用する画像を用意します。画像サイズは最低サイズ70x70、推奨サイズ260x260となっています。 可能な限り推奨のサイズのものを用意しましょう。今回は以下の星アイコンを使用します。

2. RealFaviconGeneratorサイトを開く
RealFaviconGeneratorのサイトを以下リンクから開いてください。
RealFaviconGenerator はこちらから
3. 画像をアップロードする
[Select your Favicon image]をクリックして、画像ファイルをアップロードします。

4. デモ画面を確認する
ブラウザやデバイスにアップロードした画像を適用したデモ画像が確認できるようになります。 画像が意図した状態になっているか確認しましょう。基本的にデフォルトで問題ないですが、問題がある場合は調整することができます。
確認ができたら、下までスクロールして[Generate your Favicons and HTML code]をクリックします。

5. コードと画像ファイル一式をダウンロード
今回はBlazorなので、タブをASP.NET Coreへ変更します。 [Favicon Package]ボタンをクリックして、Favicon一式をダウンロードします。 HTMLに貼り付けるコードが生成されているので、コピーします。

6. Blazorにfaviconを適用する
生成されたファイルを解凍し、Blazorのルートディレクトリ上に配置します。

_Layout.cshtml内のheadタグ内に、コピーしたHTMLコードを貼り付けます。
@using Microsoft.AspNetCore.Components.Web @namespace Blazor_Favicon.Pages @addTagHelper *, Microsoft.AspNetCore.Mvc.TagHelpers <!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="utf-8" /> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0" /> <base href="~/" /> <link rel="stylesheet" href="css/bootstrap/bootstrap.min.css" /> <link href="css/site.css" rel="stylesheet" /> <link href="Blazor_Favicon.styles.css" rel="stylesheet" /> @* headタグ内にコピーしたコードを追加 *@ <link rel="apple-touch-icon" sizes="180x180" href="/apple-touch-icon.png"> <link rel="icon" type="image/png" sizes="32x32" href="/favicon-32x32.png"> <link rel="icon" type="image/png" sizes="16x16" href="/favicon-16x16.png"> <link rel="manifest" href="/site.webmanifest"> <link rel="mask-icon" href="/safari-pinned-tab.svg" color="#5bbad5"> <meta name="msapplication-TileColor" content="#da532c"> <meta name="theme-color" content="#ffffff"> <component type="typeof(HeadOutlet)" render-mode="ServerPrerendered" /> </head>
7. faviconが適用されているか確認
実行してfaviconが表示されていることを確認します。もし、表示されない場合はブラウザのキャッシュを削除してみてください。

この本では、Blazorの基本から高度なテクニックまで、実際のプロジェクトに役立つ知識を網羅しています。 初心者から経験者まで、Blazorを扱うすべての開発者にとっての必読書です。 この記事の執筆者も参考にした「Blazor入門」で、あなたのBlazorスキルを飛躍的に向上させませんか?
合わせて読みたい

@refを使い方
Blazorの@refを用いてコンポーネント内のデータやメソッドにアクセスする方法を詳解。@refはBlazorコンポーネント参照のためのディレクティブで、親から子コンポーネントのメソッドやプロパティを操作できる。具体的な使用シナリオとしてフォームバリデーションやモーダルダイアログが挙げられるが、レンダリング後の使用や過度な依存を避けることが推奨される。
更新日:2023/09/05

SignalRのまとめ
Blazor ServerアプリケーションにおけるSignalRの基本と、切断および再接続のシナリオを解説します。接続オプションのカスタマイズ手順について詳しく説明しています。
更新日:2024/08/06