
【Blazor】 Windows Serverにデプロイする方法
この記事では、Windows Serverに .NET6 と IIS をインストールし、Blazorアプリケーションをデプロイする方法について解説していきます。
Windows Serverは、Windows Server 2022 Datacenterで検証を行っています。
- IISをインストール
- .NET6 Hosting Bundleをインストール
- Blazorアプリの発行
- IISにアプリを配置および設定
- WinserverでWindows Serverデプロイ
目次
IISをインストール

まずはWindows Server上にIIS(インターネット インフォメーション サービス)をインストールしていきます。 Windows Serverに接続し、設定を行っていきます。
タスクバーの検索に[サーバー マネージャー]と入力して、アプリを開きます。

[役割と機能の追加]をクリックします。

特に問題無ければ、[次へ]をクリックします。

[役割ベースまたは機能ベースのインストール]にチェックし、[次へ]ボタンをクリックします。

[サーバープール]一覧からローカルサーバーをクリックします。選択したら、[次へ]ボタンをクリックします。

[Web サーバー (IIS)] にチェックを入れ、[次へ]をクリックします。

以下の確認ダイアログが出てくる場合は、[機能の追加]をクリックします。

特別インストールしたいものが無ければ、[次へ]をクリックします。

[次へ]をクリックします。

Blazorはアプリケーションサーバーにデプロイすると思いますので、[アプリケーション開発]にチェックを入れます。

デフォルトの項目にチェックが入ります。これでは足りないので、[WebSocketプロトコル]と[サーバー側インクルード]を追加でチェックを入れてください。 チェックを入れたら、[次へ]をクリックします。

[インストール]をクリックします。

インストールが正常に完了していることを確認したら、[閉じる]をクリックします。

正常にインストールされていれば、[インターネット インフォーメーション サービス(IIS)マネージャー]が確認できます。

.NET6 Hosting Bundleをインストール

.NET6のサーバーアプリケーション用の.NET6ランタイムを以下のリンクからインストールします。
リンクを開いたら、[Windows]の[Run server apps]の項目の[Download Hosting Bundle]をクリックします。しばらくすると、インストーラーのダウンロードされます。

インストーラーのダウンロードが終了したら、それを起動して、インストールしてください。
Blazorアプリの発行

デプロイするBlazorアプリを公開用にビルドするために、[発行]という機能を使います。
[ビルド]から[発行]をクリックします。

公開ダイアログが表示されます。[フォルダー]を選択してから、[次へ]をクリックします。

ビルドするアプリケーションを出力先を指定します。自分が分かりやすい場所に指定して、[完了]をクリックします。

これまでに設定した内容が設定ファイルとして保存されます。[閉じる]をクリックします。

[発行]をクリックします。
しばらくすると[公開準備が完了しました。]というメッセージが表示されるので、これで発行完了になります。

参考までに、公開されたデータになります。

IISにアプリを配置および設定

まず、IISの設定を行います。
IISを開き、アプリケーションプールの追加を行います。[アプリケーションプール]をクリックし、[アプリケーションプールの追加]をクリックします。

[名前]に追加するアプリケーションプール名を設定します。(好きな名前で問題ありません。) また、[.Net CLRバージョン]を[マネージコードなし]に設定します。 設定が終わったら、[OK]をクリックして追加完了です。

次は、コンテンツディレクトリに発行したアプリケーションをコピーします。(今回はpublishフォルダごとコピーしています。) コンテンツディレクトリはサイトを右クリックして、[エクスプローラー]をクリックすると開くことができます。

コピーしたら、IISの画面更新ボタンを押すとコピーしたフォルダが追加されます。 フォルダを右クリックして、[アプリケーションへの変換]をクリックします。

[選択]をクリックして、アプリケーションプールを先ほど追加したものへ変更します。 これで準備は完了です。


ブラウザで[http://localhost/publish]を開くと、アプリケーションを確認できます。

WinserverでWindows Serverデプロイ
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この記事で紹介したWindows Server 2022を利用することができますので、是非利用してみてください。

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